クロの緊急手術1

先週の月曜日3月4日の朝のこと、クロが食べたものを全部吐き出していた。クロには異物を食べる癖がある。

クロは生後6ヶ月ぐらいと思われるときに、近くの河川敷道路で保護した黒猫。

保護するまでは川原や、その近くにある流通センターを行動範囲に生きてきた野良猫だったと思う。

そのため、食べられそうなものは何でも口に入れる癖が付いてしまったのだろう。

保護してからは食べ物に困ることはないはずなのに、小さいころに付いた習慣は抜けないものと見え、発泡スチロールの容器、ダンボール製の箱などをよくかじる。

もちろんこんなものは消化しないから、飲み込んだ後、それらが胃液とともに吐き戻される。

いつかはとんでもないものを口に入れて、命を落とすのではと心配していた。

月曜日の吐しゃ物は発泡スチロールでもダンボールでもなかったので、食べ過ぎによる消化不良かもしれないと思った。

で、次の日の火曜の朝、やはり食べたものを全部、吐いていた。

そして、月曜日よりも、元気のない様子。

これはひょっとして、異物を飲み込み、それが胃や腸で詰まったのではと心配になった。

そのときの時間は正午をちょっとすぎた時間。動物病院の受付はもう終わっている。

電話かけてみると、内視鏡の検査が適当かもしれないので、それができる病院を紹介してくれた。

しかし、やはり時間外で夕方の診察時間が来るまで、受付はできないし、どのみち内視鏡の検査は夕方の診察が全部終わってからの作業になるので、午後9時を過ぎてからの検査となるとのこと。

内視鏡検査にはかなり費用がかかる。内視鏡検査がほんとに必要かどうかわからないのに、費用もかかり、検査までの時間が長いということで、紹介してもらった病院で夕方の診察時間に、通常の検査をしてもらうことに。

通常の検査というのは、血液検査、レントゲン撮影のこと。これで異物が見つかれば、内視鏡検査は特に必要ない。

検査の結果、レントゲン画像にしっかりと異物が写っていた。

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手術で取り出されたもの1

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手術で取り出されたもの2

取り出されたものが一体何なのかに心当たりがない。

形状から、室内ガラス温室のガラス戸のストッパーではないかと思うが件のものを使った記憶はないから、用途はまったく不明。

いずれにせよ、これが小腸あたりで滞留し、それが原因で食べたものを吐き戻していたらしい。

ということで緊急手術が決まった。