食物繊維関連でもう一つ。
次は6月3日の記事では言及しなかった、そのほかの野菜の食物繊維含有率。
ダイコン(1.3)、サツマイモ(2.3)、ジャガイモ(1.3)、タマネギ(1.6)、ニンニク(5.7)、ショウガ(2.1)、ラッキョウ(21)
サツマイモは食物繊維が豊富というようなことがいわれるが、実際には含有率はたいしたことはない。
この中ではニンニクが他の野菜より含有率が高いが、食物繊維をとるためにニンニクをたくさん食べるというのは、まず考えられない。
ゴボウは6月3日の記事で述べたとおり、含有率5.9パーセントだから、ある程度の量の食物繊維をとるためにはよい食材だといえる。
リストの最後のラッキョウ。その含有率がすごい。なんと21パーセント。ぶっちぎりとはこのことだろう。他の野菜の追随をまったく許さない。
ラッキョウの食物繊維はそのほとんどが水溶性。便秘解消の効果も期待できる。
ラッキョウは今が収穫期。スーパーで500gまたは1kg単位で購入できる。
一番多い食べ方は甘酢漬けにして食べる事だろうが、ラッキョウ一粒の重さは5g程度。それでもその中の1gが食物繊維だから、5個ほど食べれば、日本人の多くが不足している食物繊維の量をカバーできる事になる。
ラッキョウにはもう一つの効能がある。それはユリ科のほかの野菜と同じく、アリシンという物質が含まれていて、これが血液をさらさらにする効果があるという点。
値段も安く、今の時期にたくさん買って、甘酢漬けにしておけば、かなりの長期間、その効能を得る事ができる。
甘酢漬けにする際、ラッキョウの根と、首から上の部分をカットするが、その部分を捨ててしまうのはなんとももったいない。
私はこの部分をとっておいて、10gほどを、毎朝作るスムージーに入れて飲んでいる。
ラッキョウの食物繊維含有率がとても高い事が、健康番組で紹介される事はほとんどない。
知っておいて損のない情報だと思う。