ダルマインコの里親探し11

いつものようにインコたちの世話をしていて、ダルマインコのアイちゃんのケージを見ていたときのこと。止まり木に赤いものがついていることに気がついた。

ひょっとして血?

それで、アイちゃんの体をよく見ると、左足の指の一つ、爪が根本から割れていて、そこから出血しているではないか。

そのため、止まり木のあちこちに血がついてしまったのだ。

激しく出血しているわけではなかったが、場所が場所だけに爪の割れた箇所がばい菌に感染する恐れがある。

というわけで、またも鳥専門の病院に連れて行くことに。ツキちゃんと同じく月曜日に午後4時の予約を取った。

診断の結果はそれほど深刻な怪我ではなく、すでに出血は止まっているから、薬なども処方は必要ないとのことだった。

診察のときについでにアイちゃんの羽根の色について質問してみた。

アイちゃんはダルマインコということで引き取ったが、ダルマインコの標準的な羽根の色とアイちゃんの羽根の色は随分違う。

ドクターは、珍しい色変わりである場合と、肝臓疾患で羽根の色が変化する場合があると教えてくれた。

外見だけ見ても、どちらであるかの判断はつかないとのことだった。

はっきりさせるには、血液検査が必要とのことだった。

肝臓疾患で羽根の色が変わる?

これは人間で言えば肝臓疾患で、黄疸が出るのと似ている。鳥の場合、羽根の色素に変化が出るらしい。

鳥の肝臓疾患は餌として、高脂肪食ばかり与え続けることで起きるらしい。

フォアグラという食べ物があるが、アヒルやガチョウに高脂肪食を強制的に与え続けて脂肪肝を起こさせたものがフォアグラだ。

人間と同じく肝臓に脂肪が溜まり、脂肪肝となる。それがさらに悪化すると肝臓疾患にまで進む。

アイちゃんの血液検査に関しては、このときまだ肝臓疾患の可能性は低いと感じていたので、受けないことにした。

しかし、この後、アイちゃんの里親募集をかけたとき、アイちゃんの羽根の色は肝臓疾患によるものだという内容のメッセージが里親募集サイトに投稿された。

犬や猫の里親募集の際には、里子に出す子の健康状態のチェックは必須事項だ。

ということはやはり、アイちゃんの羽根の色に関して、原因の特定は必要だということになり、血液検査を受けてみることにした。

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ダルマインコのアイちゃん