ダルマインコの里親探し12

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新居のマイちゃん


アイちゃんの血液検査を受ける前に、元の飼い主さんにアイちゃんの羽根の色についてたずねたところ、購入時から、あの色で羽根の色には変化がないとのこと。

肝臓疾患によるものだと、病気の進行に従って羽根の色に変化が現れるわけだから、元からその色の場合、やはり色変わりと考えるのが普通。

アイちゃんとオカちゃんの里親募集の記事を載せたところ、アイちゃんには10件を超える応募があった。

里親募集の際には、里子に出す子とお見合いをしてもらうことにしている。アイちゃんとオカチャンの応募者にもお見合いに来てもらうように要請した。

10件を越える応募者の中で、実際にお見合いに来たのは4組ほど。その人たちにアイちゃんの羽根の色についてどう思うか尋ねたところ、色変わりだと思うという人と、病気が原因と思う人に割れた。

お見合いにやってきた人たちはそれぞれがインコやオウムの飼育経験も知識も豊富で、インコやオウムに興味のある人たちはマニアックな人が多いのだとわかった。

この点は犬や猫を飼っている、または飼ったことがある人たちとは随分違うといえる。

そういう専門知識に近いものを持っている人たちでも、意見が分かれるぐらいだから、やはり、血液検査は必要なのだと思った。

ところで、肝臓疾患の原因になるのは、インコに与えるフードにあるらしい。

元の飼い主さんは、伝統食とでもいうべき、種子が主な餌。ヒマワリ、エゴマカナリアシード、アワやヒエなどといったもの。大型種だとヒマワリが多くの場合主食になる。

ところが、ヒマワリの種には脂肪分が多い。こればかりを食べていると肝臓に脂肪の溜まる脂肪肝になりやすいというわけだ。

というわけで、現在ではインコやオウムには、ペレットという、人工飼料が主食として推奨されている。

インコを引き取ったので、インコやオウムについて少し調べて驚いたことがある。それは、アイちゃんやオカちゃんのような中型インコでも寿命が20年近くだということ。

大型のキボウシやヨームともなると、30年以上、長いものだと50年も生きるという。

これだけ寿命が長いと偏った栄養のフードを長く食べ続けたときの弊害もそれだけ大きい。人間の寿命にも近い年月を生きる大型インコには、食事内容にも気をつけてやらないといけないわけだ。