2週間、連続で血糖値が計れるという測定器を買った。
糖尿病ではない。その兆候があるわけでもない。この製品を購入するのは、糖尿病およびその予備軍という場合と、ダイエット目的の場合のどちらかだと思う。
しかし、私が今回、この製品を購入した理由はどちらでもない。
私には、今日現在で90歳になる母親がいる。認知症で、すでに症状がかなり進んだ状態。一緒に暮らし、世話をしている私のことが自分の息子だということがもう分からないようだ。
自分がいまどこにいるのか、どうしてそこにいるのかも分からない。
この認知症の母親の世話を毎日していく中で、母親が認知症になった大きな理由がなんとなくわかってきた。
母親は甘いものや、味の濃いもの、炭水化物を多く含んだ食べ物が好きだ。そうしたものを十分に食べた後、30分すると必ず寝る。食卓の椅子にかけたまま、眠気に負けて、そのまま爆睡。
甘いものや、炭水化物を含む食品を食べた後は、血糖値があがる。どうやら、この血糖値が認知症の発症と関係がありそうだと言うのは以前から思っていたことだが、製品の購入はこの母親の血糖値を図ろうと言うのではない。
実は、私は炭水化物大好き人間。数年前の糖質制限ダイエットをするまで、数十年かん、ほぼ毎食炭水化物たっぷりの食べ物を食べていた。
そして、母親同じく、昼食後は必ず昼寝。
こうした食生活のため、脂肪分は大して取っていなかったのに、中性脂肪値がものすごく高くなっていた。
認知症の始まりは、ほとんどそれと分からない。高血糖が引き金になるとしても、それを知るすべはなかった。
しかし、24時間、2週間に亘って連続して血糖値を計れる今回の装置を使えば、私自身の食生活で高血糖を引き起こすものが何かが分かるように思う。
明日の早朝、センサー(画像左下の丸い容器の中にある)を装着して計測を開始する。