あれから一年

11月23日は、ヒナの一回忌だった。特別なことは何もしなかったが、やはりその日が来ると、まだ元気だった頃のことが思い出され、同時にいなくなった寂しさに思いが及んだ。
10月も半ばを過ぎると気温が下がって、暑さに弱かったヒナを河川敷の遊歩道の散歩に連れ出せるようになると、毎日のように、近くを流れる川の上流に向かうコースの散歩に連れ出していた。
画像は、その川の上流に向かうコース。中洲にはススキが生い茂り、秋を感じさせる。

最後にこのコースを歩いたのは、2009年の5月頃だったから、もう一年半以上このコースを歩かなかった。
ここを歩けば、当然ながら、ヒナとの思い出が、思い起こされ、いなくなった寂しさがそのたびにぶり返すのではないかと思い、足が向かなかった。
今日、久しぶりに歩いてみて、やはりいろんなことを思い出しはしたが、深い悲しみやさびしさがぶり返すというほどではかった。

  • 2009年5月19日撮影


二枚目の画像は、元気だった頃のヒナを河川敷に連れて行ったときに撮ったもの。
暑くなり始める5月にショートカットにしてもらった頃の写真だ。
このときからほぼ半年で死んでしまうとはそのとき、思いもしなかった。