チャックのおもちゃコレクション

庭に散らばったボロボロのラグだの、靴の泥を落とす玄関マットだの、ボールだの。
一体何かというと、チャックのお気に入りのおもちゃの数々。
だいたい一所に集めてあるところがなんとも面白い。
ボールは噛んで楽しむ。ラグは多分、匂いと食いちぎる面白さ。ホースは振り回して楽しむ。とまあこんなところだろうが、もちろん、こちらが与えたわけではない。
庭のあちこちから気に入ったものをチャックが勝手に持ってきたものだ。
噛んで穴だらけになってしまっているので、使い物にならなくなっている。
それで、もうチャックのおもちゃとしてそのまま庭に放置していたら、次から次とおもちゃコレクションが増えていった。
汚いからといって、これらのおもちゃを処分しても、また次から次と別のおもちゃを持ってくることだろう。なんだか、ゴミ屋敷の問題に似ている。
二枚目の画像は、自分のおもちゃコレクションを前にして、自慢顔のチャック。
なんでも鑑定団という番組をよく見るが、人間のおもちゃコレクターもチャックと大して変わらないように思う。
他人の目から見れば、ゴミ同然のものも、当の本人にとっては宝物。他がどうこういうものではないのだ。
という訳で、チャックのコレクションも当分はこのままにしておこう。そのうち飽きてくるに違いない。処分するのはそれからでいいだろう。