子犬だったジロを保護したのは、ちょうど今から一年ほど前になる。
子犬の頃は、ずいぶんかわいく見えたので、里親募集すれば、すぐにでも見つかるかと思ったが予想に反して、ジロには、候補者すら一人も現れなかった。
- 2010年12月7日撮影
あれから一年が経ち、すっかり成長して成犬の風貌となった。
顔つきが鋭いので、改めて里親募集してもだめだろうと思いながらも、もう一度募集をしてみようということで、画像の写真を里親募集のサイトに載せて見た。
今日、記事を見て、一度実際にジロに会ってみたいという人から電話連絡があった。
人の好みは色々で、鋭い目つきのジロをハンサムだと感じたみたいだ。
ジロの兄貴分のマロも、人によると精悍で、かっこいいという人もいる。
怖そうで嫌いという人が多いから、もうこれは個人的趣味によるということだろう。
実際の性格は見かけとはまったく違うのだけれど。
なんにしても、ジロに興味を持ってくれる人はまったくのいないわけではないことが分かっただけで、私としてはとてもうれしい。
ジロは少々のことでは絶対に落ち込んだりしない性格で、私にはとても従順だ。
一年も飼っていると、完全に家の飼い犬になりきっているので、現実に引き取られることになれば、きっと寂しく思うに違いない。
