夜明けの日傘とうろこ雲

  • 夜明けの空に現れた日暈(2013年6月1日撮影)

朝の5時ごろに、必ず目が覚める。起きたくもないのだが、自然の呼び声に起きざるをえない。真夜中にもこの呼び声に答えなければならないことが多く、まったくもって面倒この上ない。長時間寝た割には、寝不足感がいつもある。
今日は午前5自前に目が覚めたとき、天気を見るため東側の窓の雨戸を開けて外を見た。
もう日は昇っていたが、まぶしいほどの日の光ではなかった。かなり高度の高いところに雲、たぶん巻層雲がうっすらかかっていて、太陽がぼやけて見えた。
その太陽の周りに日暈(ひがさ、にちうん)がかかっていた。夜明けの高度の低い太陽なので、日暈は半円状だった。
今の時期には珍しいのでないかと、ネットで検索をかけてみたところ、日暈は年中起きるようで、日付がまったく同じの2年前の2011年6月1日には、北海道でこの現象が見られたようだ。
下記URLで、その時の状況を見ることが出来る。
http://www.youtube.com/watch?v=Fpt-Ru8NdPQ

  • 同じ日の南西の空に現れた雲

東の野にかぎろひの立つ見えてかえり見すれば月かたぶきぬ(柿本人麻呂)
ではないが、日暈の見える北東の空とは真逆の南西の空を振り返ってみると、二枚目の画像の雲が出ていた。太陽の周りに巻層雲が出ていることから、この雲も高度の高いところの雲だろう。
見たところ秋口によく見るような雲に見える。