comeとgo再び#13

今回は、#11の記事の正解を示し、なぜそうなのかの解説を行う。
まずは問題1の括弧がある部分を再掲してみる。

1. NITORO CIRCUS LIVE (・・・) TO 14 BRAND NEW US CITES IN MAY 2015
2. We had an epic time in the US earlier this year, and we were pumped on just how many people (・・・) out to see us.

入る単語はCOMINGとcame。
最初の括弧のCOMINGは、サーカス団が興行先にサーカス団の移動を伝える意味があるから。これは、状況1-aや1-bの場合と同じ。移動するのがサーカス団で、興行先との関係で言えば、この動作は"come"を使って表す。
同じ発想で、新製品が市場に登場することも、"coming"を使って表す。
新しい映画が封切りされることを"coming soon"と表現するが、これも同じ発想。
これは「新しい映画がやってくる」という意味ではなく、作り手側が「新しい映画を送り出す」という意味で使っている。
二つ目の括弧は、今度は移動するのがサーカスの観客のほうで、サーカス団は動かないから、こちらが原点になる。
したがって、観客の行動を表すのにcameを使う。
問題2はコンピュータゲームの新製品のことだから、上記の説明のとおり、ふたつの括弧に入るのは、どちらもcoming。
続いて問題3の一部を再掲する。

1. Really Uneasy About my Boyfriend (・・・) to a Strip Club for His Friend's 2. Bachelor Party

これは簡単だろう。問題3の三つの括弧にはいずれもgoingが入る。
問題4の括弧のある部分を再掲する。

1. SCARETT: They're (・・・) with me, and I'm (・・・) home! And you can't stop me!
2. SCARETT: I want my mother! I want to (・・・) home to Tara.

入る単語は順番に1. going, going 2. go
最初の括弧には、同伴の場合なので、状況用2-bの場合と同じでcomingを入れても成り立つ。
二番目と三番目の括弧は、アトランタを離れて、故郷のタラに行こうというのだから、go homeでなければならない。
問題5の再掲。

1. and all you birds beneath the sky, (・・・) in here and help me pick up these beans.
2. All the birds again (・・・) in through the window just like before.
3. You cannot (・・・) with us.

括弧に入る単語は順に、come, came, come。
最初と二番目の括弧は、シンデレラの方にやってくる鳥の動作はcomeになるから、それをそのまま入れるか、活用していれることになる。
三番目は同伴の場合で状況2-bと同じ。この状況だとgoを入れることもできる。
実際、この物語のこの部分より、少し前のところで継母が"You may go with us."という台詞を言っている。