comeとgo再び#14

「comeとgo再び#12」の解答と解説。
問題6
括弧がついた文を再掲する。

1. Brother, please (・・・) with me.
2. I'm begging you, please (・・・) home.
3. He was blaming me as if it were my fault he (・・・) missing.
4. If you (・・・) home with me, your mother will get well.
5. No, I won't (・・・) home!
6. Ok, I will (・・・) with you!
7. No, you can’t (・・・) with me!

括弧のなかに入る順に、1. come 2. come 3.went 4.come 5. come 6. come 7. come
1.4.6.7.は同行の場合で、いずれもgoを入れても成り立つ。
2.は、ここにgoを入れると、自分(Chun)はその場にとどまって、兄に帰宅を促していることになり、意味が違ってくる。
5.にはgoを入れることもできる。2.と同じで、その場合、会話の相手のChunがその家にいることを想定していないことになる。
3.は"go missing"で「行方が分からなくなる」という意味で、日本語と同じ発想。goを使う。
問題7
問題部分の再掲

1. the policeman wanted Sheila to go out with him, and Sheila wanted to (・・・) home.
2. You are going out with me, you aren't (・・・) home.
3. I don't care, you are still (・・・) home with me.
4. this policeman won't take his hands of me, and I don't want to (・・・) with him.
5. I want to (・・・) home.
6. She doesn't (・・・) home with you,

括弧のなかは順に、1. go 2. going 3. going 4. go 5. go 6. go
この場面は、路上で出くわしたSheilaとthe policeman、そこにやって来たthe hustlerが会話しているところ。
その場から自分のうちに帰ろうとするSheilaと、Sheilaを自分のうちに連れ帰ろうとするthe policeman、それを阻止しようとするthe hustlerという状況になっている。
1.は、その場から去って、Sheilaが自分のうちに帰ろうとしているのだからgoが入る。
2.も1.と同じ。
3.は日本人には理解しづらいが、この文の"home"は、Sheilaのうちではなく、the policemanのうちのこと。
つまり、the policemanは、その場からSheilaを自分のうちに連れて行こうとしている。Sheilaに自分に同行させようとしているのでここはcomeを入れても成り立つ。
4. the policemanとの同行なので、goが入る。
5. 1.と同じ。
6. 3.と同じ。
同行の場合のcomeとgoの使い分けは日本人には大変分かりにくい。
一方だけが成り立つ場合、どちらを使っても良いが意味に違いが出る場合、どちらを使ってもよく、意味にもほとんど違いがない場合の3つの場合があり、一筋縄ではいかない。
さらに、go home with/come home withの場合、homeが主語の家ではない場合が大変多く、日本人はますます混乱する。
問題8の解答と解説は次回にする。