真夏の直射日光を浴びて

屋根の上栽培のリトーブスは、遮光ネットを張って、減光した環境に置いている。
そうでもしないと、濃い灰色の屋根は、今日みたいな日だと、午後1時頃には焼けるように熱くなり、その上に置いた鉢の鉢土を恐ろしいほどに上昇させる。
耐暑性の実証実験ではないのだから、危険を冒す必要はない。
30パーセント程の減光で、鉢土の温度は40℃ちょっとあたりが上昇限度となる。
しかし、それは、二重鉢にしているからで、よくある黒色のブラ鉢だともっと熱くなるだろう。
一方、庭のフラワースタンドにおいて、リトーブスの夏の成長を実証しようとしている5鉢と丈夫な品種で、二重鉢にしていない寄せ植えの鉢3つは、相変わらずの直射日光栽培。
画像は、今日の午後2時の様子。猛暑日一歩手前の気温。

  • 柴薫系の寄せ植え

あまり強烈な直射日光は必要ないと思われる柴薫系。しかし、空気の透明度がよくない日や、雲のかかる時間が多い時には、日陰に退避させない。
朝早くに、表土が湿るように、水やりをしているので、溶ける心配はなさそう。
水分を十分に吸って、どの株もプリプリだ。

  • 日輪玉と露美玉の寄せ植え

丈夫なリトーブスの代表。
でも、連日の直射だと球体にしわが寄ってくる。この鉢の株にも、皺が寄ってきた。
鉢土の温度は、鉢に差してある温度計によると、42℃ぐらい。
まあ、この温度なら、日輪玉には、まだまだ大丈夫な温度。

  • 曲玉、巴里玉、露美玉、雀卵玉の寄せ植え

どれも丈夫な品種。
鉢の深さがあり、鉢の中ほどまで、鉢底石を入れてある。
この鉢を水を張った水受け皿に置いて、そこに冷水を入れておくと、鉢土の温度上昇が抑えられる。
どの株も柴薫系と同じく、プリプリで、元気。

フラワースタンドの全体像。
写っているのは、ここに置いているリトーブスの鉢の全部ではない。
実生苗の鉢は、さすがに昼の一番暑い時間帯は、日陰に退避させている。
いくら二重鉢で暑さに備えても、いっぺんで、全部がダメになる可能性があるからだ。