多肉植物

リトープス・脱皮そして夏越し準備8

曲玉3種の寄せ植え 曲玉の自生地はナミビア。自生地のひとつ、Windhoekの環境は次のグラフのとおり。 グラフからわかるように、曲玉の自生地気候は夏の暑さもほどほどで、冬も暖かい。 一日の最高気温と最低気温の差が大きい。日本の気候とはまったく違って…

リトープス・脱皮そして夏越し準備7

屋根の上栽培のリトープスたち 雨ざらしの屋根の上で栽培しているリトープス。今の時期は雨は数日に一度なので、徒長しやすい青磁玉、澄清玉、繭型玉なども画像の中にある。 ほかには、冬降雨地域と夏降雨地域の中間地が自生地の巴里玉、石榴玉、麗虹玉、福…

リトープス・脱皮そして夏越し準備6

日輪玉の寄せ植え 種子を購入して育てた実生苗。丈夫で鉢の置き場所を選ばないので、ついつい放置気味になっている。 種まきからかなり経っている。日輪玉は単独では種ができないようなのだが、この鉢の株は画像のとおり、種が毎年できる。 ちょうど自生地の…

リトープス・脱皮そして夏越し準備5

日輪玉と露美玉の寄せ植え 自生地が夏降水地域の日輪玉と露美玉(富貴玉)の寄せ植え。鉢の右側2株が日輪玉。左側2株が露美玉。 この2種の自生地は夏降水地域といっても、降水量は紫薫系の自生地のそれよりずいぶん少ない。 日輪玉は窓模様が紫薫系に類似する…

リトープス・脱皮そして夏越し準備4

紫薫系の寄せ植え 画像は紫薫系のリトープスを寄せ植えにしたもの。 紫薫系は自生地が夏降水地域。この地域ではこれから夏に向けて、降水量が増えていく。 自生地環境に合わせるなら、潅水は夏の間中続けることになる。 紫薫系はまた、強すぎる日照を嫌うも…

リトープス・脱皮そして夏越し準備3

澄清玉 画像は徒長王とでもいうべき澄清玉。新葉の展開が鉢土表面から高く、青磁玉2と同じくシーズン開始当初から徒長モード。 自生地は冬降水地域で、たしかフェネストラリアと同じ地域だったと思う。過剰な水遣りでも日照不足でもすぐに徒長する。 という…

リトープス・脱皮そして夏越し準備2

青磁玉2 青磁玉1と同じ時期に購入した株。 こちらは腐敗菌にやられることもなく、順調に生育した。しかし徒長気味。 脱皮後も新葉が鉢土表面から高い位置に展開し、はじめから徒長モード。今後、この株がY字型の完全徒長株になるかどうかは今後の栽培条件次…

リトープス・脱皮そして夏越し準備

青磁玉1 ほぼ脱皮完了の青磁玉2株。どちらも分頭して2頭だったものが腐敗菌、たぶんピシウム菌によって片方が溶けてしまった。 幸い、発見が早く、溶けたほうを切除、除菌処理で何とか片方は助かった。 二つの株の一方は、画像のとおり、脱皮後、株の頭の部…

リトープス脱皮進行中5

澄青玉 画像は澄青玉。とにかく徒長しやすい。徒長王といってもいいぐらい。 直射日光あてまくりで育てたにもかかわらず、梅雨の時期に二度ほど、雨ざらしになって、その後徒長の一途。雨ざらし環境で、丈低く育てるのは不可能な種類の一つ。 しかし、古い葉…

リトープス脱皮進行中3

琥珀玉 画像は去年の11月にネット通販で購入した株。琥珀玉という名札がついていた。画像検索からすると、Cナンバー143Aの琥珀玉と思われるもの。 購入当初から二重脱皮の外観だった。それが今回脱皮し始めたから、三重脱皮の外観となっている。 同じ時期に…

リトープス脱皮進行中2

青磁玉 画像は脱皮の始まった青磁玉。この青磁玉、画像の通りかなりの徒長。 脱皮が始まったものの、新しい葉は、鉢土からかなり離れた上の方に現れている。つまり、この時点でもう、今シーズンも、徒長が決定的だということ。 一度徒長させると、なかなか丈…

リトープス脱皮進行中

古い葉が萎れて縮み、その真ん中から新しい葉が顔を出す。いわゆるリトープスの脱皮が進行中。 例年にない寒さが続いたが、日中の日差しは確実にその強度を増しているので、一部の株を除いて晴れた日はリトープスの鉢を外に出して日光浴。 脱皮を順調に進行…

メセン類の新しい栽培法3

室内のガラス温室 画像は一階にある室内ガラス温室。晴れた日の昼過ぎには最近のような寒い日でも、最上段の三段目の温度は30℃を超える。 この三段目に置いた実生苗のポットの鉢土も30℃を超えてしまうので、そういう時には温室の戸を開放して温度下げるよう…

メセン類の新しい栽培法2

昨年の9月と10月に種を蒔いた実生苗 メセン類の室内栽培に使うのは六畳の畳の部屋。今日のこの部屋の最高気温は13℃だった。 しかしこれでは、室外の気温よりはましでも、冬にも十分な成長を期待できる温度ではない。 そこで、使うのが暖房用のヒートパネル。…

メセン類の新しい栽培法1

昨年の9月から、かなり多くの種類のリトープス、その他のメセン類の種まきをした。 実生苗の鉢はすべて、室内に置いたガラス温室の中にある。 それらの苗の生育がこれまでになく順調なことから、大人株でも同じ栽培法だとうまくいくのではないかと思いついた…

真冬の実生

去年9月中旬にリトーブスの種を蒔き、その後、9月の下旬、10月中旬、11月中旬、さらに12月のなってからも種まきを行った。 ある一定の温度を確保できれば、通常の種まきの時期でなくても実生はできることが分かったから。 2018年12月に播種 昨年末の12月にな…

2018年最初に購入した多肉植物

注文は昨年暮れ。こちらに到着したの昨日。 さて、画像の多肉植物は何かというと、コノフィツムの一種のフィシフォルメ。 最近、ヤフオクでのコノフィツムの相場が高騰している。とりわけ一部の種では法外な値段で落札される。 ヤフオクでの高騰が原因かどう…

2017年実生の幼苗たち

去年、かなりの種類のリトープスの実生をした。それら実生苗の現在の様子。 これまでの実生と違っているのは、苗を置いている場所が、室内のガラス温室の中という点。 加温は明け方の低温を和らげるため、据え置き型赤外線ヒーターを温室の方に向けて置き、…

この冬の新規購入のリトープス2

紫薫3種 某通販ショップで購入した紫薫系の3種のリトープス。 9時の方向から時計回りにキンバリー、緑紫薫C20、紫薫C27。 種類が正しい表記かどうかはわからない。Cナンバーを重視はしていないので、表記が正しいかどうかはどうでもよく、3種とも、紋様の美…

リトープスの種2

種ができたと思われるリトープスの続き。 麗虹玉 ホコリダニに2シーズン連続でたかられて弱っていたのが、今シーズンはダニ退治がうまくいって、かなり元気。自家受粉で種ができたかもしれない。 この種独特の窓模様がきれいだと思う。 珊瑚玉 珊瑚玉も2シー…

リトープスの種

花の時期が終わると次は脱皮の時期を迎える。 その前に、花が結実したものは、種を充実させる時期が始まる。その分、脱皮は遅れることになる。 種を取る気が全くないのなら、花が咲いているうちにめしべを摘み取ってしまうのが確実。 うちではそこまではしな…

リトープスの実生(ちょっとしたコツ3)

リトープスの種を蒔いた鉢を室内用ガラス温室に入れたことの利点は、発芽後の順調な成長だけではなかった。 温室は室内にあるから、外気温が10月、11月にかけて、どんどん下がっていっても、温室の温度はそれほど下がらない。 それで、9月の中旬から10月の初…

リトープスの実生(ちょっとしたコツ2)

2017年9月10日播種の紫薫ピータースバーグ 2017年10月15日播種の寿麗玉と魔玉 今期の実生はこれまでと違ってかなり苗の成長が順調。 理由はいくつかあるが、一番の理由は実生苗の置き場所を変えたこと。 これまでは屋根の上に実生苗の苗床を置いていたが、こ…

リトープスの脱皮

リトープス・招福玉系 画像は招福玉系のリトープス。花が咲くときに胴体が裂けてしまった。裂けたところからその下にある新しい葉が見えている。 正常な咲き方の株では、脱皮がある程度進行しないと古い葉の下にある新しい葉が見えてこない。 見えていないく…

この冬購入のハオルチア

ハオルチア・夢殿 私はハオルチアの栽培が下手だ。 何種類かあるが、どれも徒長しているうえ、茶色に変色。その上、葉が細長く巻いた状態になっている。 日陰にあるから徒長するのだと思い、日当たりの良いところに置くと、今度は茶色に変色。慌てて日陰に戻…

この冬の新規購入のコノフィツム

コノフィツムも栽培数はリトープスほどではないが、10種類ほどある。 いずれも普及種で値段の高いものはない。一つだけ、種から育てたオブコルデルムは最近、高値で取引されているようだ。 高額取引といえば、オブコルデルムと近縁種のウィッテベルゲンセと…

時間差発芽

2017年9月15日に播種したノーリニアエ 画像はリトープス・ノーリニアエの実生苗。 種は2016年の春に採れたもの。つまり去年。この年にはたくさんのリトープスが結実してたくさんの種がとれたので、そのうちの何種かを蒔いた。 発芽は順調だったのに、幼苗が…

Y字開脚

いつも見ているリトープスブログ。その記事で、Y字型に徒長したリトープスのことを書いていた。 家にもあるY字型に徒長してしまったリトープス。 こういう姿になりやすいリトープスは種類が決まっている。家にあるものでは、青磁玉、ノーリニアエ、繭型玉、…

この冬の新規購入のリトープス

あるネット通販の多肉ショップで新規購入のリトープス3株。左上、10時の方向から時計回りに福来玉、菊章玉、そして光陽玉。光陽玉が一番のお目当て。 光陽玉は、比較的珍しい品種。私はこの光陽玉や同じ系統の陽月玉の頂面模様が結構気に入っていて、ネット…

リトープスの実生(ちょっとしたコツ)

これまで実生は何度も試みた。しかし、あまりうまくいったためしがない。 今回はこれまでの失敗を踏まえて、大人株ではまず手に入らないリトープスの実生をすることにした。 種を入手するには、リトープスの場合、海外の種子会社から個人輸入するのがいいの…