マミラリア属雲峰 v. スタンフェリー

今年は不調なマミラリアの多い中、順調に開花したのが画像の雲峰。雲峰の変種のようだ。"v."はvarietyの略語で、変種を表している。
この変種の花は、標準的な雲峰の花より、花弁が短いように見える。
球体に比べて大きく、鮮やかな花を咲かせるマミラリアには、鈎刺のものが多い。
この辺も、マミラリアがそれほどの人気にならない理由かもしれない。鈎刺は実に扱いづらいもので、服の繊維に絡みついたら、刺を切ってしまわないと離れなくなってしまう。この雲峰も、そうした鈎刺を身にまとっている。
植替えの時に、この鈎刺が服だけでなく、指や手のひらにも絡みついて、植替え作業をじゃまする。
ゴム付きの軍手を使うと、軍手のゴムの部分にも食い込んで離れなくなる。これじゃ嫌われるのも無理ないか。
綺麗な花には刺があるというのは、バラに捧げられた言葉だと思うが、かぎ刺マミラリアにも十分当てはまる。