夏の終わりのセトーサ系4種

猛暑日わずか1日で8月も終わる。暑さに弱いセトーサ系は、日本では冷夏といっていい気温でも暑すぎる。
夏の間、夜はずっとエアコンの冷気直撃だったセトーサ系。夏も終わる今の状態はというと。

まずは、夏越し難物種のルンデリー(デミヌータ)。画像のとおり、無事に夏を越した、というか、夏の間にずいぶん育った。
このルンデリーはセトーサ系の中でもとりわけ暑さに弱く、許容最高鉢土温度は30℃ほど。これより少し高くでも、継続時間が短ければ大丈夫だろうが、まあ、危険な温度帯はなるべく短いほうがいい。
そして、最低鉢土温度、どうやらこれがルンデリーの夏越しの要らしく、鉢土温度15℃を切るぐらいまで冷やしてやることで、元気が出るようだ。
普通のプラ鉢では、いくらエアコンの真下で鉢に冷気を当てても、鉢土温度15℃まで冷やすことはできない。画像のような二重鉢にしてこそ可能なのだ。

続いて、セトーサ。毛がいっぱい出てきて、元気は元気。しかし、横から見れば明らかに徒長
徒長させずに、夏を元気に過ごさせるというのが来年の課題だ。

3つ目は王妃錦司晃。これはあまり夏の間に育たなかった。というか、年中あまり成長しない。
まあ、そうではあるが、調子は悪くなさそう。成長点付近で、毛がたくさん増えたぐらいの変化しかなかった。

最後は、夏越し対策しないままだったため、日焼けしたデローサ。
成長点付近の葉が増えて、回復中。元の姿に戻るには、一年ぐらいかかるだろうが、多肉の場合、ほぼ元通りの姿にできるのが良い。サボテンではこうは行かない。