ピロリ菌退治#2

ピロリ菌の除菌のための薬は、一週間続けて服用する。先週の月曜日に服用を開始して、今週の日曜日まで続けた。
薬の服用に関して、診察を受けた医者に下痢をするかもしれないと告げられていて、そのとおり、私の場合は服用を始めた次の日の火曜日からひどい下痢。下痢の症状は薬を服用した一週間、ずっと続いた。
服用が終わった次の日の月曜日は、今度はひどい便秘。火曜日になってようやく元通りに近い状態になった。
さて、ピロリ菌の除菌はうまくいったのだろうか。結果は、薬の服用が終わってから、40日以上空けてピロリ菌の検査を行って判定する。検査の日程は来年の1月6日に決まった。
完全に除菌できたかどうかはともかく、薬の服用が終わってからは、胃の調子がよくなった気がする。
脂肪分の多い食べ物を食べると決まって胃もたれ、胸焼けを起こしていたのに、レトルトカレーを食べても、ドーナッツを食べても胃もたれ、胸焼けは起きなかった。
今度はロールケーキまたは、バナナロールを食べてみよう。
これらの食べ物は、食べると必ずひどい胃もたれを起こすので、ロールケーキを見ただけで、胃の辺りが重くなるという条件反射まで起こすようになっている。うなぎの蒲焼、お好み焼きも私には鬼門だ。
ヨーグルトも食べ過ぎると、いつまでも胃に滞留して、気分が悪くなる。そのほかにも、胃もたれの原因になる食べ物は山ほどあって、むしろ食べられる食べ物をあげたほうが早い。
野菜類と、大豆食品。それからラーメンをのぞく麺類。食べてもなんともないのはほとんどこれだけ。
それ以外の食べ物のどれを食べてもなんともなければ、食べられる食品のレパートリーがそれこそ、何十倍にも広がるわけで、それだけで除菌した甲斐があるというものだ。
ところで、除菌のための薬の服用が終わって、今続けていることがある。
それは、ピロリ菌を殺す作用があるといわれているあるヨーグルトを毎日食べることだ。
薬剤によるピロリ菌の除菌は100%確実なものではない。一週間の服用で除菌できる確率は80%ほど。それで除菌できなければ、薬剤を替えてまた一週間の服用をしなければならない。
その場合でも、完全に除菌できない場合があるという。できれば一発で除菌を成功させたい。
一週間の薬剤服用で完全除菌できていなくても、今ならピロリ菌が弱っているだろうから、続けて、ピロリ菌を殺せるというヨーグルトをある期間、食べ続ければ完全除菌できるのではないかだろうか。
それと、もうひとつの理由。それは、腸内細菌のバランスを変える絶好のチャンスだと思うからだ。
除菌のための薬剤は抗生剤だから、ピロリ菌だけでなく、広く細菌全般に効果がある。服用により、腸内はほとんど無菌状態になると思う。
そんな機会は、もう二度とないだろう。この機会を逃さず、善玉菌を積極的に摂取すれば、腸内の細菌組成を好都合なものにできるのではないか。
というわけで、毎日せっせとピロリ菌を殺す作用のあるヨーグルトだけでなく、善玉菌のビヒィズス菌が生きて腸まで届くといううたい文句のサプリメントなども同時に服用を始めた。
さてさて、来年の検査の結果はどうなりますやら。