こんなところで


画像は2012年5月に撮影した、サブの兄弟犬が突然近くの河川敷に現れたときに撮ったもの。
このときはまだ、夜に河川敷に出没することもあったのだが,これ以降は河川敷から姿を消し,どこでどうしているのかとおもっていた。
この後、一年以上たってからと思うが,川を橋を超えて通る大きな道路を少し行ったところにあるガソリンスタンドに寄った後、そこを出ようとすると、目の前の歩道をゆっくりと歩いていくこの犬を見かけた。
家にいるブンタにそっくりなので,家からブンタが逃げ出したのかと思ったほどで,よく見ると,一年ほど前に姿を消したサブの兄弟犬だと分かった。
さらにそれから二年以上がたった今日、前に見かけたガソリンスタンドからさらに3km近く離れた隣の市の浄水場前の歩道を歩いているところに出くわした。
とても元気そうで、ガリガリに痩せてはおらず、毛艶もよさそうだった。首輪をしていなかったし、歩く姿がブンタとそっくり。まず間違いなくサブの兄弟犬だろう。
もしそうだとすると、現在は6歳になるはずで、厳しい野良生活を6年間も生き抜いたことになる。
この兄弟犬としばらく河川敷生活をしていたのが,小夏の母犬のノラだった。
残念なことに、ノラは2年前の7月に姿を消した。
まだ4歳だったから、事故か人間に捕獲または毒殺されて命を落としたものと思われる。
その次の月にはノラの母犬のベッキーも姿を消し,河川敷の野犬グループのメスはシーバのみとなった。
野犬たちが次々と姿を消していくことに,一抹の寂しさを感じていたので,もう死んだのだろうと思っていたサブの兄弟犬がまだ元気に生きていることを知って,なんだかうれしくなった。