二重鉢の効果

まだ5月だというのに,真夏日がやって来た。
5月20日の記事のリトープスを植えつけた鉢を二重鉢にすることにした。
リトープスを植えつけた鉢が、ちょっと大き目の陶器鉢なので,外側の鉢をどうするかが問題。
外側の鉢は表面から水分が蒸発するものでないと意味がない。しかし、水分が外側に染み出るような鉢となると、大きい鉢はほとんどない。
二重鉢の効果を調べるために、3種類の鉢で比較してみた。
左側は、外鉢がイタリアンテラコッタだったと思うが、表面に水分は染み出てこない。
まん中は、比較のための黒いプラ鉢。サボテンは今でもこういう鉢に入れている。
右側は、外鉢がタイ製テラコッタ。よくいくHCで見つけたもので、雨とホコリで外側が薄汚くなっていた。これは、鉢が雨水を染み込ませる性質のためだ。
二重鉢にするなら、これは使えるかもしれない。

左側の鉢のクローズアップ。
鉢に挿した温度計の表示は27度。まん中のプラ鉢とほとんど差がなかった。

右側の鉢のクローズアップ。
温度計の表示は19度。これだと効果がありそう。
温度を測定したのは午前9時ごろ。この場所には午前7時ごろから日が当たり始めるので、1時間半ほど、日射を受けたときの状態。
この後、日が高くなるにつれ、まん中のプラ鉢の鉢土の温度はどんどん上昇し、正午ごろに40度を超えた。
左側の鉢の鉢土温度も40度近かったから、二重鉢としての効果はあまりないといえる。
一方,右側の鉢は,最高でも32度ほど。これなら夏越し対策として十分だろう。