この時期のメセン類の世話1

まだ残暑が厳しいこの時期。メセン類の世話をどうするかは悩ましいものがある。
リトープスに関しては、もう何年も夏の間中、水やりを中断しない栽培法でやってきている。
しかし、コノフィツムやほかのメセン類に関しては夏の間、断水するというよくある栽培法のままだったのを今年の夏からは、早めの植え替え、早めの水やりを実行してみた。
まだ暑いので、鉢も二重鉢にしてみた。
さて、コノフィツムの栽培に関して、いくつかのブログを参考にしている。
コノフィツムに関して有名な栽培家によるサイトは参考にしない。
こうした栽培家は例外なく、大きな温室で栽培していて、フレームすら使っていない私たち一般の栽培家とは栽培環境がまるで違う。
栽培環境の違う人の栽培法は参考にはならない。
というわけで、自宅ベランダなどで栽培している人のブログの方が参考になる。
ブログだから、日々の世話なども載せられていて、自分の栽培に生かすことができる。
この時期、コノフィツムの世話をどうするかについて、あるブログでは、まだ水やりは行わないとしている。
もう一つ、別のブログでも同じ。コノフィツムへの水やりはまだのようだ。
早い時期の水やりでコノフィツムが腐敗するのを恐れているのだ。
確かに、普通のプラ鉢だと、遮光していても、鉢土の温度は35度を超えるだろう。下手に水やりをすると、高すぎる温度と湿気で、腐ることを心配するのもよくわかる。
で、コノフィツムも二重鉢にしたので、改めて二重鉢の効果を調べるため、鉢の温度を計測してみた。

  • 9月1日午前9時撮影


庭に置いたフラワースタンドで温度計測。
左はよくある黒色のブラ鉢。植わっているのはサボテンの白星。
真ん中はリトープスのスザンナエ。外鉢と内鉢の間に入れた砂は乾燥している。
右はリトープスのオリーブ玉。鉢の砂に給水して湿らせてある。
計測開始のこの時間で、すでに3つの鉢の鉢土の温度にはかなりの差がある。
この続きは明日の記事で。