粗悪品

最後の更新から半月以上が過ぎた。
3月中旬に帯状疱疹になってから、想定外の事態があまりにも多く、肉体的にも精神的にも疲れてしまってブログを更新する気になれなかった。
一番最初の想定外の出来事だった帯状疱疹後の神経痛の症状はまだ続いているが、痛みの程度はMAX10として、現在は2程度。ようやく日常生活に支障がないほどに落ち着いてきた。
健康状態が改善されて、滞っていたブログの更新をすることに。
さて、更新最初の記事は表題のとおりのある粗悪品について。
わたしは通販で買い物をすることが多い。日常、スーパーで手に入るようなものは通販で購入することはないがちょっと変わったものやスーパーでは見かけないものは通販が頼り。
最近、格安のハンガーをとある通販ショップで購入した。
これがものすごい粗悪品。次の画像がその問題のハンガー。

一番問題なのはクリップの部分。指で押さえる丸い部分のエッジがキザキザしている上、エッジにアール処理されておらず、指を切ってしまいそう。
指を切らない場合でも、ハンガーに衣類をかけようとすると、この部分が引っかかって衣類にダメージが生じる可能性が大。
100円ショップのハンガーにもクリップが金属製の場合、こうした問題のある製品があるようだが、このハンガーにはそれ以外にも問題だらけ。
2番目の問題はハンガーの支柱に当たる部分。細い金属製で通販ショップの説明ではステンレス製とあったが、どう見てもただの軟鉄製。それに亜鉛めっきを施したもので、指で触ると指紋がついてその部分に錆が生じる。
屋外の物干し竿にかけて使おうと思ったが、すぐにさびて使い物にならなくなりそう。
何よりも軟鉄製だから簡単に曲がってしまう。
支柱の両端には黒いビニール製のキャップが取り付けてあるが、これが簡単に抜けてしまう。
接着剤で固定したがこんなことは製作段階でやっておくことだろう。
3番目の問題点はフックの部分。支柱に取付金具でつながっているが、つながっている部分の工作がなんとも雑で、フックの部分が取付金具から簡単に抜けてしまいそうなのだ。
わたしが子供のころにも子供向けの雑誌に通販の広告があり、こうした通販の商品にはろくなものがなかった。まさしく子供だましの商品ばかり。
そのためか、わたしの世代の人には、いまだに通販というと、粗悪品をつかまされると思って利用しない人もいるようだ。
もっとも店頭で買うものも、子供相手の商品の場合、ろくなものがなかった。
今でも腹立たしいと思うのは、学校近くのよろずやで購入した三角定規。目盛りの部分がプラスチックの本体の上に簡単な印刷でつけてあるような代物で、購入して少し経つとその目盛りが擦り切れて見えなくなる。
落とすと簡単に壊れてしまうプラスチック製の筆箱とか、ちょっと力をこめると簡単に折れてしまう鉛筆とか。
文字を消そうとすると、その下の紙まで破って消し去ってしまう消しゴムなど、文房具に粗悪品が目立った。
件のハンガーはそうした過去の粗悪品のことを彷彿とさせてくれて、ある意味懐かしかった。