猫まとめて4匹+4匹…その1

11月18日、いつもと変わらない金曜日。のはずだったのだが、午前中のある時間、玄関のチャイムが鳴った。

宅急便の配達かと思って玄関に出てみると、近所の奥さん。困った表情で語ったところによると、近くの河川敷に捨て猫とおぼしき猫が数頭、草むらにかたまっているとのこと。
どうにかしてやってもらえないかというので、とりあえず一緒に現場に行ってみた。

行ってみると、生後3ヶ月ほどのまだ幼さの残る子猫が2匹。それより一回り大きいのが1匹。もう成猫に達している黒猫が1匹、まとまって草むらでじっとしていた。

  • 保護した猫たち(2011年11月18日撮影)

私たちが近づいても身動き一つしない。手を伸ばして抱き上げても、されるがまま。
肉球見ると、すべすべ、プヨプヨ。明らかに、これまで、室内で飼われていたことを示していた。

さて、この猫たちをどうするか。うちに猫の事を知らせに来た奥さんと相談し、成猫を奥さんが連れてかえり、私が子猫3匹を連れ帰って、川原で保護した子犬と同じように、里親募集をしてみることに落ち着いた。

正直なところ、猫3匹を預かりはしたが、厄介なことになったと思った。果たして、子犬のように、里親募集をして、里親希望者がすぐに現れるかどうか。

子犬の里親募集記事を掲載してもらっているサイトを時々見るが、猫の里親募集は犬の場合と違って、子猫の記事が相当たくさんある。

要するに、競争相手がたくさんいて、子猫といえど、すぐに里親が見つかるとは限らない。

不安材料はそれだけではなかった。その日の天気予報は夜半過ぎからは雨。それもかなりの雨量が予想されるとのことであった。

かなりの雨量は、あることが起こる予感を抱かせ、それに先立つ猫の保護は、どうしようもない状況を作り出す恐れがあった。