猫まとめて4匹+4匹…その2

  • 保護した猫のうちの成猫(2011年11月20日撮影)

家に連れ帰った3匹の猫は、二階への階段を上がったすぐのところに置いてあるケージに収容した。何れもおとなしく、しばらくそこに入れておいて問題はなさそうだった。
問題になりそうなのは、これから先に起こると思われることだった。

ほぼ毎晩、夕食が終わってしばらくした頃、河川敷の遊歩道を下流に向かって、2kmほど自転車で走って、そして帰宅する。
そのあたりに、これまで保護した子犬の親たちが暮らしていて、夜になると活発に動き回る。その様子を観察するため、自転車で夜の遊歩道を走るのだ。

この毎晩の観察から、群れの3匹のメスのうち、2匹が川原のどこかで、子犬を産んだらしいことがわかっていた。

メスは出産が近づくと、群れで行動するのをやめ、昼はもちろん、夜も姿を見せなくなる。メスのうちの一匹は、10月の中頃には、姿をまったく見せなくなり、もう一匹も10月の終わりごろ、姿を見せなくなっていた。

この2匹のメスが、川原の草むらのどこかで子犬を産んでいたとしたら、雨で川が増水してくれば、母犬が子犬を連れて、川の土手に避難するだろう。

そうなると、子犬を発見することは比較的簡単で、これまでの子犬の保護と同じような状況となる。

しかし、猫を3匹も先に保護している状況で、さらに子犬も保護しなければならないようなことになったとしたら。
それが大きな不安を感じる原因だった。