ペクチニフェラもどき

画像のサボテンはユーベルマニア属プセウドペクチニフェラ。
プセウドとは、「擬似」という意味の接頭語。日本語だと、「にせ〜」または「〜もどき」という言い方に相当する。こういうありがたくない名前をもらった生物は結構いる。植物なり、動物がたまたま、他の植物または、動物に似ているだけで、目的的に似せようとしたわけではないのに、人間のほうで勝手にこうした名前をつけている。
このサボテンはヤフオクでゲット。抜き苗で送られてきたサボテンには根がほとんどなかった。
鉢に植えつけて、栽培を始めたが、まったく育つ気配なし。あるとき、鉢をちょっと傾けたら、コロンとサボテンが鉢から転げ落ちた。
植え付けから相当たっていたにもかかわらず、根がまったく育っていない。
昨日のペクチニフェラと同じで、相当に悪い環境下に長い間置かれていたのか、成長が止まったままのようだった。
転げ落ちたサボテンを再び植えつけて、栽培を続けてたところ、一昨年の夏あたりから成長を始めた。
そして冬越しのために入れておいた加温装置付きの温室のなかで開花。これも多分今回が初の開花だと思う。
球体中ほどから色のトーンが変わっているが、そこから上が家に来てから育った部分。
ペクチニフェラは花にあまり観賞価値はないみたいだ。
花が小さい上、咲いたと思ったら、次の日にはもう色があせてしぼんでしまう。