里子の近況(エナ)

  • 里子のエナ(2012年3月19日着信)

画像は最近送られてきたエナの写真。ずいぶんと大きくなった。長毛の犬種の血が入っているようで、体毛がやや長めだ。
うちにいた頃から、気を許した人には、ものすごく甘える。
私が外から帰ってきて名前を呼ぶと、飛んできて、ひとしきり、くるくると回って全身で喜びを表していた。
里親さん家族が全員で払って、誰かが帰宅した時には、今でも喜びようが半端ではないらしい。
小さい時はちょっと肥満気味だったが、今はそうでもなく、引き締まった体形になっているそうだ。
散歩はあまり好きではないらしいのだが、家の外には一歩も出ないというのでもないようで、知っている場所が増えれば、散歩好きになるかもしれない。
里子に出した子犬に共通する性質に、散歩嫌いがある。
子犬たちの先祖には、人間に捨てられた犬がきっといるはずだ。犬は野生動物ではないのだから、人間が捨てない限り、野犬が出現するはずがない。
その犬の、飼い主に捨てられた悲しい記憶が子犬に遺伝しているとしか考えられないぐらい、どの子犬もいわばデフォルトで散歩が好きではない。
里親さんが根気よく、気に入った場所に連れ出していると一年ぐらいで散歩好きになるようだが、子犬たちの心の深いところに刻み込まれた先祖の記憶?の克服には、相当の時間がかかるようだ。