巨大積乱雲

  • 巨大な積乱雲(2012年8月10日午後6時20分撮影)

夕方、南東方向に出現した巨大積乱雲。キノコ雲を思わせるような禍々しさを感じる。
積乱雲の下は雨が降っているのかどうかは、雲がかなり遠方にあるので分からない。
おそらく、雲の真下まで、30km以上あると思う。
勢いよく成長した入道雲は、夏という季節の活気を象徴するかのようで、嫌いではなかったが、最近の巨大積乱雲には全くそういう気持ちが起きない。
短時間で、見る見る成長し、真下の地域に激しい雷雨をもたらす。場合によっては竜巻さえも引き起こす。

二枚目は、積乱雲の一番高度の高い部分を撮ったものだが、成層圏に達して、縦方向から、今度は横方向に伸びていく様は、得体の知れない生物のようで、気持ち悪ささえ感じる。
NHKの土曜朝の番組で、番組の司会をする女性アナウンサーが「日本の気候はどうなっちゃったんですか。」と気象の専門家に聞いていたが、土砂降りの雨による河川の増水だけでなく、竜巻の心配までしなくてはならないとは、本当に、どうなったちゃったんだろうと思う。