里子訪問(くう)

数日前に、里親さんからメール連絡があった里子のくうを訪ねてみる事にした。くうの里親さんのお宅は、私の家から割合近い。車で、30分ぐらい。
里親さんの自宅前に駐車して、車から降りると、早くも、庭のほうから犬の吠える声。家族ではない人間をいち早く察知したようだ。
庭先に置いた犬小屋に、くうは繋いであった。私が近づくと、前回の訪問の時と同じように、結構吠えた。
一枚目の画像はその時のもの。尻尾が垂れ下がって、完全に警戒モード。目が点に近くなっている。
こういったときに、犬の顔を見ながら近づくのはノーグッド。犬に対して、背中を向けて、しゃがんだ状態でしばらくそのままいると、犬が警戒心を緩める場合がある。
これは、例のケーブルテレビの番組で知ったことだ。
早速実践してみたところ、くうが後ろから近寄ってくるのがわかった。
20分か30分ぐらい経過したところ、警戒心を緩めて、あまり吠えなくなった。二枚目の画像がその時のもの。
尻尾をくるりと巻いて、立ち姿もりりしい。
現在、体重が23kgあるということだった。家にいるチャックと同じ体重だ。メスとしてはかなり重い。
何か問題行動などがないかと聞いたところ、手作り食を与えたとき、里親さんの子供のYちゃん(小2)が近づいたりすると、威嚇的に低く吠えるという。
これは、食べ物に執着心の強い犬にありがちの問題行動で、できれば矯正しておくのがよい。
1. 食べ物を与える時は、必ず、マテをさせて、それができたら与える。
2. 餌を与えたあと、人間に対して威嚇的にうなったりしたら、その場で、わき腹をつついて、「だめ」と強く言う。
3. あらためて、「待て」と指示して、しばらくマテができたら食事の継続を許可する。
とにかく、問題行動がエスカレートする前に、対処しておかないと、あとになるほど矯正が困難になる。
くうにも、姉妹犬のエナと同じような散歩の時に引っ張り癖があるようなので、その対策も簡単に説明しておいた。
飼い主の家族の誰に対しても、問題行動を起こさせないようにしておくことが大事だ。