屋根の上の多肉たち

入梅宣言があった途端、梅雨空はどこへやら。昨日は一日晴れ。今日もうす曇りながら、雨の気配なし。サボテンや多肉にとってはじめじめの雨続きよりはずっとましだ。
うちの多肉たちは、まだこの時期、屋根の上のトレイに入れてあり、戸外栽培を続けている。一枚目の画像が、その様子。
去年、梅雨が明けてもこの状態で栽培を続けたところ、多数のエケベリアに日焼けの被害がでたので、エケベリアのほとんどは、二重鉢に入れてある。
何も対策しないと、屋根の照り返しで鉢土の温度が今日の気温でも、40℃を越えてしまう。
日焼けにも2種類あって、日光に含まれる紫外線で焼ける場合と、植物の根や葉が高い温度で、細胞死してしまう場合がある。
去年の経験から、エケベリアの中でも、セトーサやその交配種は今の時期でも、空気の透明度が高く、晴れた日だと紫外線焼けを起こす。
また、温度焼けはうちの栽培状況だと、気温が32℃辺りが多くのエケベリアにとって、ぎりぎりのラインのようだ。
そうしたことを考えると、今日の場合、気温は30℃に届かず、うす曇で紫外線量も少なめだったので、まずは戸外置いても安全だった。
二重鉢の効果は、温度焼け対策として有効だ。屋根の上は、今日の気温でも、焼け付く暑さで、素足では到底歩けない程の温度になっている。
二枚目の画像がエケベリアを入れてあるトレイの様子。その多くが二重鉢にしてある。
トレイに入れてある鉢を手で持ってみると、かなり熱くなっていた。そこで、二重にした鉢の間に入れてある砂に給水すると、温度が一気に下がった。しかし、植物が植わっている内側の鉢土には水が入らないから、根が過湿で腐ってしまうこともない。
安全を見越して、日陰に避難させると、エケベリアはあっという間に、葉がだらしなく広がり、そのままにすると、徒長も起きる。
日焼けぎりぎりのところで、栽培を続けないと、締まった姿は維持できない。