迷子?


22日の水曜日のこと。夕方に小夏の散歩に出かけた帰り、川の中州の草むらに一匹の黒い犬がいるのに気がついた。
ちょうど犬を散歩させている近所の人が通りかかり、その犬が午前中から同じ草むらにいたと話した。
迷子かもしれないと思ったので、小夏を連れてうちまで戻り、あらためてリードを片手に犬のいた草むらに戻ってみた。
最初に発見した場所から、少し離れたところにその黒い犬はいた。
リードを片手に正面からその犬に近づいたが、警戒心から、犬は逃げ出そうとしたので、作戦変更。
河川敷道路に出て、そこで犬に対して背を向けて、しゃがみこんだ。
犬は私が追いかけてくるものと思って、逃げる態勢にあったが、私がしゃがみこんで背を向けたので、今度は逆に自分の方から少しずつ私に近づいてきた。
犬に対して背を向けていたが、犬が私に近づいてくるのが気配で分かった。
犬は私に近づくと、まず私の足や背中の匂いをかぎ、そのときに私がじっとしていたので、安心したのだろう。今度を体を摺り寄せてきた。
犬は首輪をしていなかったので、持ってきたリードに輪を作って、そっと犬の首を通して逃げられないようにした。
犬はじっとされるままにしていた。痩せてはいたが、最近まで人に飼われていたことは明らかだった。
リードを引いてうちまで連れ帰った。画像がその時の犬。ラブラドールレトリーバーと思われる。 
次の日の木曜日、近くの交番に出向いて、犬を保護したことを報告した。
しかし、警察には、該当するような犬の問い合わせはないとのこと。迷子ではなく、捨て犬かもしれない。
いずれにせよ、しばらくはうちで預かって、やせてがりがりになった体を何とかしてやらなくてはならない。