シクラメンの植え替え

新しく購入したシクラメンを植え替えた。
葉の多くが黄色く変色し始めていて、株が弱ってきているようだった。
いわゆる底面給水鉢に植えられたシクラメンは、店頭に置かれる時点ですでに根詰まりに近い状態のものが結構ある。
高価なために売れ残った株ならなおさらだ。
画像は、鉢から抜いた状態。鉢の形そのままに鉢から抜けた。鉢土全体に根が張って根詰まり状態。
そのまま放置すると、早晩、根の先端から腐ってくる。
そうなると植え替えても手遅れ。この株はまだ元気を取り戻す可能性がありそうだ。
根鉢の先端部分だけをほぐした状態。これ以上やると、シクラメンはかなり弱る。この株のように、もうすでに弱り始めた株だと枯れることもありうる。
使われていた用土は、腐葉土の割合がかなり多く、それに鹿沼土軽石などを混ぜたもの。
黄色くなった葉や、咲きそうにもない花芽を全部とったら、元の半分ぐらいのボリュームにまで減ってしまった。
この株には新しい葉がぜんぜん伸びてきていない。夏越し云々より前に、枯れてしまう可能性がある。
塊茎がとても小さいのに、花芽がたくさんついているのは、たぶん、植物ホルモン剤を使っているため。
こういう株は、その株の本来の能力以上に花をつけたため、花が終わると枯れてしまう可能性が大きい。
まあ、そのあたりは承知の上での購入。
一種のギャンブル的要素半分。誰も購入せずに、ただ枯れ行くのを見ているのに忍びないというような気持ちが残りの半分。