去年の12月にEcheveria setosa v. minorの出品名で出ていた画像の株。株の下のほうの葉が少々汚くなったが、元気に育って花も咲いた。
さてセトーサ系のエケベリアにとってはこれからが正念場。何しろ自生地の今頃の最高気温は28℃、最低気温はたったの8℃。
そして、日本の夏はこれから最高気温がぐんぐん上がっていくというのに、自生地ではむしろこの時期から下がっていく。
セトーサ系エケベリアにとって、最大の難関が夏越しにあるのは間違いない。
気温の問題だけでなく、セトーサ系の栽培の難しさは適切な用土がどういうものかということもありそうだ。
家でこれまでセトーサ系を含めて、エケベリアには、多肉植物用の排水性の良いものを用土に用いてきたが、セトーサ系にはあまり向いていないらしいのだ。
夏に元気だったルンデリーの中株が冬に絶不調になった理由が排水性の良すぎる用土に原因があるらしいことで、用土の問題に気が付いた。
しかし、ピートモスや、腐葉土主体の用土だと、今度は通気性の悪さのため、夏に問題が生じそうだ。
画像の青い渚は、もともと腐葉土だけの用土だったものに、腐葉土と赤玉や鹿沼を混ぜたものを用土の上半分に用いて通気性を高めている。
さて、この株が夏をどのように乗り切るかで、用土の問題にもある程度の解答が得られそうだ。