完璧なフォルム

画像の2種類のエケベリア。むやみに大きくならず、子株も生じず、形が崩れないので、どこから見ても整然としたたたずまい。
このところの寒さで葉先に赤い色が出てきて、色彩的にも好ましい。いずれもセトーサ系の交配種だ。


上の二枚は王妃錦司晃の画像。夏に茎の下のほうの葉が枯れることもなく、綺麗な形を維持している。
真上からの形も申し分なし。子株は全く生じない。形を維持する上では好都合だが、この株が枯れたらもう後がない。
葉ざしで保険株を作る気はない。そんなことをすれば、この完璧なフォルムを崩すだけだからだ。


次のこの二枚は花乙女。デローサという名前になっていることもある。特に値段の高い品種ではない。
しかし、セトーサ系ということもあって暑さには弱いので、この夏は、冷気直撃で育てた。
それが良かったのか、王妃錦司晃と同じく、茎の下側、つまり古い葉が枯れて落ちることもなく、整然としたフォルムを維持できた。
真上からの形も完璧。葉に透明感があり、この色と、葉先の赤のコントラストが効いて色合いも良い。