青い渚の植え替え#1


新規購入した青い渚を植え替えた。
今期一番の寒さがやってくる時期ではあったが、植え替えの不適期というわけではない。
暑さが苦手のセトーサ系にとっては6月以降、10月ぐらいまでの暑い時期の植え替えのほうが危険だ。
少し前にヤフオクで落札したルンデリーを植え替えたところ、使われていた用土がピートモスだけというものだった。
そのため、株全体が肥大化したのではないかと思えるような姿だった。
今回の青い渚の巨大な姿が、同じ原因ではないかと思ったが、植え替えのためにポットから抜いてみると、やはりそうだった。
用土はピートモスではなかったが、ほとんどが腐葉土で、木炭とパーライトと思われる軽量の鉱物質のものがほんの少々という構成だった。
根はあまり張っておらず、というか、根の先端部分は、もう枯れていて、このままでは、株全体が弱り始めるのは時間の問題だと思われる状態だった。
保水力の高い用土で、常に湿った状態で育てられたものなのだろう。
こうした用土の株の植え替えは面倒だ。
通常の多肉用の用土だと、ポットから抜くと、バラバラと用土が落ち、さらに、手で根をほぐしてやれば、そのまま、あるいは、根を切り詰めたりして、新しい用土に植えつけられる。
今回の青い渚の場合も、前回のルンデリーの場合と同じく、水分を大量の含んだ用土は重く、塊の状態で、抜いてもばらばらと落ちない。
株を振って、用土を落とそうとしたりすると、重みで、用土全体が固まったまま、地際からぷっつり切れてしまいそうだ。
根は、あまり太く育っていないから、なおさらだ。
で、ルンデリーと同じ方法で植え替えた。
一番外側の葉を20枚ほど、取り去った。もうすでに株が弱る兆候が古い葉に出てきていて、ほうっておくと、ここから腐敗しそうだったからだ。
取り去った葉のうち、まだ元気そうなものを数枚、鉢に挿しておいた。