里子のしんちゃん(ネコ)が戻ってきた

順調に思われた今回の里親探し。思わぬ展開になってきた。
里子のうちの佐助が、ワクチン接種のために病院にいったところ、そこでのウイルスチェックに引っかかってしまったのだ。
FeLVが陽性。里子に出す前に、こちらでも検査はしたのだが、そのときは問題なし。
子猫の段階でのウイルスチェックは確定ではない。
これは厄介だ。里親さんのところには先住猫がいる。その子の弟としてもらわれたのに、それがFeLV陽性では、先住ネコへの感染の可能性がある。
ただ、先住ネコには,今回6種を接種したとのことで、それだと感染の可能性はあるにしても、発症する可能性は少なくなる。
とはいっても、里親さんにしてみれば、余計な心配が増えるわけで、今後どうするかは,3週間後の再検査の結果次第で善後策を講ずることにした。
佐助の今回の検査結果は他の里子のFeLV陽性の可能性を意味している。
そこで、同じ頃に里子に出した他の二頭、ヨシノとしんちゃんの里親さんにも,上記のことを連絡した。
幸い、ヨシノもしんちゃんもワクチン接種時の検査には引っかからず,ヨシノは正式に譲渡契約を結んだ。
しかし、しんちゃんの場合、里親さんが同じような月齢の子猫をしんちゃんより先にもらっていて、この子との同居は問題がある。
たとえ、今回のチェックでは検査結果が陰性でも,これは確定ではない。そこで二匹の子猫を隔離する必要があるのだが,里親さんの飼育環境ではそれは出来ないということで、しんちゃんを引き取ってきた。
10日ほど前に、里子に出したときの体重はわずか700グラム。それが戻ってくるときには、1600グラムと倍以上の体重になっていた。
体全体も大きくなって、表情もきりっとしてきている。
しんちゃんにも、三週間後に再検査をすることにしている。さてその結果はどうなるのか。それ次第でこの子の今後の身の振り方が決定する。