条件反射

血糖値スバイクを起こさないようにするために始めた夕食後の散歩。最初の数日は自転車でチャックを連れて行っていたが、左前脚に若干の障害を抱えているためか、散歩を嫌がるようになった。
アスファルトの道路は着地の時の反動が大きく、関節に負担がかかる。
それではということで、歩いて散歩させることに。
散歩のコースは自転車で走っていたコースと同じことも、違うことも。
歩きだから、いろんなコースが自由に選べる。
と思っていたら、ここ数日、散歩の途中で厄介なことが生じ始めた。
歩き出して、30分ほどすると、トイレに行きたくなるのだ。それも大きいほう。
三日前の散歩のときは、住宅地の中を歩いている途中に催し始めた。これはまずいと思いながら歩いていくと、農業用の用水路に行き当たった。
用水路には水がなく、底の砂地が現れていたので、そこに降りて行って用を足した。後は持参していた小さなシャベルで、砂をかけておいた。犬の糞の処理のために持って行ったシャベルで、自分のものを処理することになるとは思いもよらなかった。
で、二日前の散歩。今度は川沿いの遊歩道を歩いているとき。三日前の時より、はるかに強い便意。下痢の時に感じるような強烈なやつ。
仕方がないので、遊歩道に生えている草むらに隠れて用を足した。隠れなくても遊歩道には街灯なんかないから真っ暗闇。大っぴらにしても問題ないのだが、三日前の野グソが生まれて初めてだったので、その時が二回目。要するに隠れてしないとなんだか恥ずかしいのだ。
下痢っぽい便で、した後の肛門のあたりが気色悪い。直行で帰宅。
さらに、昨日のこと。三日前の散歩コースと同じコース。するとまた同じ場所に差し掛かったころに催し始めた。
まさか同じ場所でするわけにもいかないので、川沿いの遊歩道まで我慢して何とかたどり着いた。
今度は、川の中州まで行って、川のせせらぎを背に用を足した。
念のためにその時はティッシュを持っていたので、それで川の水で湿らせて濡れティッシュ状態にして使用。何とも冷たくて気持ちよかった。なんか癖になりそう。
それにしても三日連続の野グソ。どうも条件反射の回路ができてしまったようで、散歩のために着替えて、歩き始めるとほどなく便意を催すようになってしまったようだ。
出かける前にトイレをすればと思うかもしれないが、その時は全然したくないのだ。
あーあ、そうだとすると、散歩のコースの選択が一つに限られてしまう。歩き始めて、30分ほどしたころに、けつをまくって野グソのできるところでないといけないのだから。