からだのことS4#2

もともとは睡眠時無呼吸を何とかすべく始めたダイエット。効果的な方法を模索するうち、結果的に糖質制限ダイエットに行きついた。
それを実践すると、短期間に驚くほどの減量に成功。しかし、何かしらの落とし穴があるのではと受けた血液検査。
病院から血液検査の結果をなるべく早く聞きに来るようにと電話を連絡を受けてので病院に行くと次のような結果が待っていた。
グラフは前回記事の「血液検査の結果1」と「血液検査の結果2」の後半部分に、最新の結果を付け加えたもの。


「血液検査の結果3」のグラフからわかるように、肝臓の状態を表すASTとALTの値が跳ね上がっている。
さらに、腎臓の機能の状態を表す尿素窒素とクレアチニンの数値も上昇。
この結果には衝撃を受けた。
この二つの臓器は「肝心かなめ」という言葉にもあるように、臓器の中でも重要な役割を果たす肝臓と腎臓の重要性がもとになった言葉だ。
今では「肝心」と書き表す方が一般的だが、もともとは「肝腎」の方が正しい。
二つの臓器は心臓などとは比較にならないほど複雑で高度な処理機能を担当しているという点で極めてよく似ている。
たとえて言うなら、肝臓は石油化学コンビナート。腎臓は高度下水処理施設というところだ。
どちらがダメになっても確実にその人間は死ぬ。
病気などで障害を受けた場合でも、細胞レベルでの回復が見込めないという点でも、両者は似ている。
腎臓病は蟻地獄に例えられる。状態は悪くなる一方で少しずつ蟻地獄の底に吸い込まれていく。
そのことは百も承知の私だから、血液検査の結果の衝撃もそれだけ大きかった。
血液検査の結果を早く聞きに来るようにという医者の指示も当然のことだった。
一方、「血液検査の結果4」の数値のうち、これまでずっと高かった中性脂肪の値が正常値まで下がっている。
コレステロールの値も若干下がって正常値に。
この部分だけ取り上げれば、糖質制限ダイエットは体重も予定通り落ちて万々歳だったのだが。
うーん、体重が落ちてもこれでは何のためのダイエットかわからなくなった。
もともとの睡眠時無呼吸はほとんど、その症状がなくなったのでこれはよかった点だ。
昼間に襲い来る眠気もかんじることはまったくなくなった。これもよかった点。
「肝腎要」の方を何とかする必要が出てきたので、制限食の内容を見直すことにした。
つまり、糖質制限を少し緩める。動物性たんぱくの摂取量を減らすなど。
さて、今日、また血液検査を受けることになっている。食事の内容を改めて、その結果がどう出るのか。