メセン類の新しい栽培法1

昨年の9月から、かなり多くの種類のリトープス、その他のメセン類の種まきをした。
実生苗の鉢はすべて、室内に置いたガラス温室の中にある。
それらの苗の生育がこれまでになく順調なことから、大人株でも同じ栽培法だとうまくいくのではないかと思いついた。
夏場の栽培法は試行錯誤の上、ある方向性がすでに決まっている。
しかし、冬場の栽培法に関しては、とにかく日照優先ということで戸外に出したままではどうもうまくかない場合があることに、以前から気が付いてはいた。
大型の温室で育てている場合、この時期のメセン類の生育状態がかなりいいことが、ネット上の情報から知ることができる。
しかし、そうした栽培環境とは違う、ベランダ栽培や、家のような屋根の上栽培では、冬はただ冬の寒さを耐え忍ぶ時期になってしまう。
それでも、リトープスがだらしなく徒長するのが嫌で、寒風吹きすさぶ戸外に出したままだったのだが、あるブログで室内栽培されているリトープスを見て、考えが変わった。
ブログ主は北海道在住。室内の日当たりのいい場所でリトープスコノフィツムをたくさん育てている。
最初にこのブログに行きついたときは、その環境や栽培法では、リトープスはうまく育たないんじゃないかと思った。育ったとしてもものすごい徒長株になるのではと思ったのだが、一年以上ずっと、記事を読み続けてみたところ意外な発見があった。
確かに、どのリトープス徒長気味ではあるし、開花時期も遅れ気味。しかし何といっても、家ではうまく育たない、某有名ナーサリー出身のリトープスがここでは、しっかりときれいに育っている。
また、家では全然うまく育たないコノフィツムの成長が著しい。
ここで育っているコノフィツムリトープスと家のとは、どの点が一番違うかというと、冬の今頃の状態がまるで違う。
ということで、今年から、冬場は室内でリトープスコノフィツムを育てることにした。
おりしも、今シーズン一番の寒い日となった今日の朝から、室内での栽培を開始した。
画像はその様子。