異種リトープスの同居2

前回記事で書き忘れたこと。それは同居の際の注意点がもう一つあること。
5. ダニが付きやすいかどうかということ
不思議なことに例のホコリダニの被害はほとんど同じ場所に置いていても、株によって被害の程度に差があること。
毎年決まって被害にあうものと、ほとんど被害を受けないものがある。
これは、株そのものの健康度、強健度、リトープスの種類などが複雑に関係しているようで、家の場合、富貴玉系、日輪玉系は被害にあったことがない一方で、花紋玉系は被害が目立つし、珊瑚玉(多分柘榴玉系)、鳴弦玉などは必ずと言っていいほど被害があり、特に珊瑚玉は被害がひどい。
被害が多いものと被害のないものの同居は、その被害によって株が弱るから、同居条件として挙げた3番目にかかわってくる。
つまり、弱った株は同居している他の株との関係でますます弱ってくる。
被害を受けやすい株同士の同居なら問題ないだろうし、その方がダニ被害を早く発見できるというメリットもあるかもしれない。
前回記事の微紋玉と曲玉との同居は、上記に挙げた1〜5の条件をクリアしている。
微紋玉、曲玉ともに、直射日光に強く、徒長しにくい。また微紋玉は根張りが弱いが曲玉もそれほどでもない。自生地が近く、温度、湿度条件が似ていて、花の時期が全然違う。
別の異種リトープスの同居鉢。

  • 鳴弦玉(柘榴玉系)と琥珀玉(花紋玉系)の同居