体(からだ)絶不調7

4月14日の土曜日が総合病院の皮膚科の再診日。左足の痛みがひどいことを伝えると、痛み止めの用量を増やしましょうとのこと。
リリカという名前のこの痛み止めは確かによく効く。用量は最初に処方されたものは25mgのもの。それを今度は75mgのものに替えようという。
もうそれしかないのかと思ったが、痛いというのはどうにも我慢のできるものではないのでそれで納得。
この日の再診で、この症状はどのくらい続くのかと訊いたところ、前回診断のときには2〜3ヶ月だったのが、数ヶ月から場合によっては数年かかるとの回答。
この回答には恐れ入った。回復に数年かかることもあるなんて。もう想像しただけで気が遠くなりそうになった。
このときの服用回数は朝と夕方の二回。これでしばらくは痛みが和らいだのだが、そのうちに効き目が悪くなってきて、眠ってから2、3時間すると必ず痛みで目が覚めるように。
このときの痛みもかなりのもので、前にあげた痛みのレベルでいうと8点レベル。
目が覚めた後はもう痛みで眠れない。
十分な時間の睡眠が取れない日がこれ以降ずっと続く。体力や気力がどんどん失われ、食欲も落ちる。
食事の準備をするのは私自身。誰にも頼れないから自分で準備も調理もしなければならないが、左足の痛みのため、買い物段階ですでに面倒になって十分な食材を買わないようになった。当然食事も準備も十分にできないから、食べる量も減る一方。
体重が以前にダイエットしていたときの減少スピードを上回る速さで減っていき、ヘルペスの症状が出てから一ヶ月で3kg減った。
4月30日現在の状態はさらにこのときから体重が1kg減っていて、56kgになっている。
この体重は私が中学3年だったころにほぼ等しい。
体がまだできていないときの体重が56kgというのと、大人になってからこの体重になるのとは意味がまったく違う。
あばら骨がくっきりと浮き上がり、鏡に映した姿はまるで断食している行者のように。
寝床に入って仰向けに寝ると、へその辺りを中心に腹部がまるで盆地のように凹む。
体の上のほうにはあばら骨がそそり立ち、陰部のすぐ上辺りがぽっこりと膨らんでいる。
こんなものが浮き上がってきたのは初めてのことで、これがどうやら恥骨というものらしい。
結構大きな骨だというのをはじめて知った。
そして、盆地の両サイドには、腰骨の両端の出っ張り部分が盛り上がって、これにより盆地全体をいくつかの骨が取り囲んだ状態になっている。
体重はこれからも減り続けるのだろうか。何とか食事を十分にとって体重減少に歯止めをかけたいのだが、体をぜんぜん動かしていないこともあって、食欲がまったく起きない。
無理やり食べたところで、今度はその次の食事をとる気が起きなくなる。
皮膚科の再診日は二週間後の4月28日。
それまでに少しは状態がよくなるのだろうかという不安がよぎった。