ワンコたちの今 3

うちにいるもう一頭のメスがユズ。この子を保護したのは2013年6月26日のこと。

そのときの成長具合からみて、ユズが生まれたのは2013年の6月の初め頃だと考えられる。ということは現在10歳で程なく11歳になるところ。

次の画像が現在のユズの様子。

まだまだ元気なユズ (2024年5月28日撮影)

ユズも里子に出したものの、数年後、里親さんの家庭の事情から、うちで引き取ることにした子だ。

理由の一つと思われるのが、ユズにてんかんの持病があることが発覚したこと。てんかんの発作を抑えるため、日に3度の抗てんかん薬の投与が必要で、これが結構面倒で、さらに薬代が馬鹿にならない金額だからだ。

里子に出す際に、里親契約というものを交わしていて、その中の条項の一つに飼育の継続に支障が出た場合、私のほうに必ず連絡を入れるようにという取り決めがある。

飼育継続が難しいからといって、勝手に里子の処分を決めてしまうのを避ける意味だ。

里親さんはちゃんとその取り決めに従って私のほうに連絡をくれた。

以上の事情から、この子も家で引き取ることにしたのだ。

帰ってきたときのユズは相当に肥満していた。コナツと一緒に散歩させていると、ユズを見て妊娠中ですかと聞いた人がいた。体重は確か、20kgを超えていたと思う。

それくらい肥満が進んでいて、さらに、抗てんかん薬の影響なのか、後ろ足を引きずるような歩き方。前足はよろよろ、ふらふら。後ろ足を進行方向に引き寄せるとき、必ず、爪が地面をこするので、アスファルトなどの硬い場所を歩かせるとつま先を傷めそうで、長時間の散歩ができない状態。

肥満を解消しようにも相当時間がかかりそうな状態だった。

コナツとユズは、父親だけでなく、母親も同じ、つまり姉妹の関係なのだが、家で保護して、二匹を連れての散歩には別の問題もあった。

コナツとユズの関係が余りよくなかったのだ。後からうちにやってきたのに、ユズがコナツにちょっかいをかけるのだ。

コナツは散歩の時には控えめで、私より前に出ることはない。ところがユズは歩き方に問題があるくせに先頭に立とうとする。

歩き方がとろいので、私やコナツに遅れをとる。コナツが前に出ようとすると、なんと後ろから、コナツに襲い掛かるのだった。