タロ・ジロ・サブ8

3兄弟の中の一匹、タロを里子に出し、残るジロとサブは、引き続き里親を探している。
昨日、タロを引き取ったFさんのお宅に電話をかけて、タロの近況を聞いてみた。
タロは、シロウという新しい名前をもらって元気に暮らしているとのこと。
Fさんのお宅には、少し前まで、サブという雑種の大型犬がいて、その後にやってきたということで、シロウという名前にしたみたいだ。
タロを譲渡後に、一度電話をかけたことがあり、そのときは、外に抱いて連れ出しても、地面に下ろすと、そこから一歩も動かないと聞いていたが、現在は、散歩も出来るようになったそうだ。
体重も増えて、現在は13kgもあるという。サブとちょうど同じぐらいだ。
ジロやサブの母犬は、茶色の体毛で、体重は12キロほどと思われる、さほど大きくない犬だ。

  • サブ(2010年2月6日撮影)


サブの2月ごろの写真を見ると、野犬狩りを寸手のところで逃れて、その後、姿を見なかった、あの子犬とそっくりだ。
野犬狩りにあったものの、また近くまで舞い戻って、子犬を産むということはありえないことではない。
もしそうだとすると、保護してやれなかった子犬が成長して子犬を産み、その子犬が、再びわたしの目の前に現れ、保護をされたことになる。

  • 逃げ延びた子犬(2008年2月17日撮影)


サブたちの母犬が、例の子犬ではないとしても、血がつながっている可能性が高い。
同じ河川敷で暮らしている犬同士の血縁は濃いのが普通だからだ。
それにしても、サブたちを保護したいきさつといい、血のつながりを感じさせる姿かたちといい、どうしてもわたしに子犬たちを保護させたい、見えざる手の存在を感じないではいられない。