暑い日の空中散歩

18日の夕方、甥っ子が毎月恒例のお泊りにやって来た。梅雨が明けて連日の猛暑。
夏は、痛風の持病があるわたしにはつらい時期だ。
案の定、左足の親指の付け根がしくしく痛み始めた。痛風の治療薬を服用しているのにもかかわらずだ。
この状態で元気いっぱい、遊び盛りの5才児のお相手はちょっときつい。
明けて19日の朝は、予定通り、カラスのガーコを河川敷に連れて行った。甥も一緒に連れて行った。

  • 河川敷に到着


梅雨が明けて、晴れの日が続くようなら、ガーコも外の暮らしに戻りやすいのではないかと思ったので、この日を選んだ。
河川敷まで、かごに入れたガーコを連れて行き、そこで、カゴを開けたのだが、一向に飛び立たない。飛び立つどころか、わたしにまといついてはなれない。
そこで、体を抱いて、高く放り投げると、飛び立つには飛び立ったが、ぐるりと弧を描いて、川の土手まで飛んで、そこで着地。
土手の草むらに埋もれて、姿が見えない。近寄ってみると、いつもの調子で、一声ガーとないた。

  • もう飛べません


もう一度、体を抱いて放り投げてみたら、ほとんど飛ばない。飛ばないというより、飛べないようだった。呼吸が激しく、どうやら、一度飛んだだけで、もうばててしまったようだ。うーん、やっぱりだめか。
というわけで、ガーコはまたまた家に舞い戻ってきた。
飛べるようになるには、週一回ぐらいは、飛行訓練が必要なのかもしれない。
ったくもう、とんでもなく世話の焼けるものを拾ってしまったようだ。