ピーちゃんの受難

私の一日は、飼っている動物たちの餌やりで始まる。
いつもどおり、今は母屋の二階に移したピーちゃんにエサをあげようとして、どうも元気がないのに気がついた。

  • 怪我をしたピーちゃん(2010年8月26日撮影)


よく見ると、羽の一部がなくなっていて、出血もしているようだ。
あわててかごから取り出してみると、右側の手羽先の羽がほとんどなくなっていて、さらに背中の一箇所に噛み跡のような傷があった。
予想もしなかったことだが、どうやらコロクがピーちゃんを噛んだらしい。
コロクは、私にくっついてばかりいて、ピーちゃんのいる母屋の二階にひとりで行くこともなかったので、油断していたが、他にピーちゃんに近づける動物がいないから、犯人は自ずと絞られてくる。
左足の指をカラスのガーコに食いちぎられ、今また、移動先で、コロクに怪我を負わされるとは、ピーちゃんはよくよくついていない。
責任は、ひとえに私にあるわけで、はじめからコロクの手の届かないところに置けばよかったのだ。
怪我の程度は、軽くはないが、歯の悪いコロクの噛み傷は、回復不能のダメージを与えるほどではなかったので、今晩を乗り越えれば、ピーちゃんは、助かるだろう。
たくさんの動物や小鳥を一緒に飼っていると、想像を超えた事件も起こる。
小鳥などの場合、命を失う事態にもなりかねないので、今後も気をつけていかなければ。