栽培の失敗例7

連日の猛暑日。サボテンの中には、こうした猛暑が好きなものも多く、そうしたものは、日々の成長がよくわかる。ところが調子の悪いものは、逆に一気に腐ってしまう。
写真のサボテンは、マミラリアの薫晃殿。
以前は、別の属に分類されていたようだが、海外のサボテンサイトでは、マミラリアに分類されている。

  • 上から見た時の薫晃殿(2010年8月24日撮影)


鉢に植わった状態で見ていると、あまりよくわからないのだが、他の元気なマミラリアに比べて、羽毛のように見える刺の色が悪く、成長もしていなかった。
それで、植え替えをかねて、根の状態を見てみることにした。
思ったとおり、根は完全に腐っていて、腐敗部分は本体にも及んでいた。
このサボテンは、サボテンの通販業者から購入したものだが、購入当初から根が完全に乾いていて、本体の色も悪かった。
ことによると、植え替えた場合、新根が出ないかもしれないと思ったが、案の定腐ってしまった。

  • 下から見たとき


栽培の失敗というより、悪い状態のサボテンを買ってしまったわけだ。
通販ショッピングではありがちのことだが、現物を見て買うわけではないので、どうしても状態の悪いものを買ってしまうということが起こる。
ただ、こうした事例は、それほど多くなく、今のところ、5%ぐらいの確率でおきている。
ネットショッピングは、いろんなものが購入できて便利ではあるが、粗悪な品物が送られてくるリスクはどの商品にでもありうることと、納得しておかなければならない。