サボテンの夏越し

猛暑日が途切れることなく続く今年の夏。
暑さが好きなサボテンばかりとは限らず、梅雨が明けてからも、管理の不手際などで、いくつものサボテンが犠牲となっている。
写真のサボテンは、ノトカクタスの青王丸。
ポリエチレン製と思われる薄手の透明な袋に入って、抜き苗の状態で売られていたサボテンだ。

  • ノトカクタス属青王丸(2010年8月24日撮影)


こんな状態だから、一定期間売れずにいると、サボテンといえど、次々と枯れていく。
この青王丸も売れ残って、枯死寸前だったのを、ひょっとしたら元気を取り戻すかも、とホームセンターから連れ帰った。
根は完全に枯れていたので、すべて取り除き、掻き取った仔サボの場合と同じように、育苗用の鉢に、挿し木しておいたら、うまく活着した。
このまま順調に育ったら、鉢あげしようと思っていたら、一週間ほど前から、球体下部から、急速に変色していった。
感染症かもしれないので、急遽鉢あげして、育苗ポットの他のサボテンから隔離することにした。
変色の原因は、感染症ではなく、このところの猛暑に対するサボテンの生理現象、つまり、高すぎる温度に対処するための防衛反応かもしれないので、それが原因なら、二重鉢が有効かもしれない。
そう思って、写真のような二重鉢に植えつけた。
さて、これからどうなるか。これで変色部分の拡大が止まれば、やはり、高すぎる気温、またはそれに伴う乾燥しすぎが、変色の原因ということになる。