ブンタ

いつまでたってもなかなか懐かないブンタ。ケージを家の外に出して、時々はケージから出られるようにした。
最初に保護したときのように、人の顔を見るたび逃げ回り、いつまでたっても人間に懐かない恐れがあったが、狭いケージ暮らしでは骨や筋肉の発達に悪影響がありそうだったので、健康な成長のほうを優先することにした。
ケージから出してやると、案の定庭を逃げ回ったが、最後にはケージに自分で入るので、最初のときのように、捕まえるのに一苦労ということはなくなった。
毎日の食事の世話で、ブンタの好みの食べ物なら、手からも食べるようになっているから、保護直後の状況よりはずいぶんよくなった。

  • 今日のブンタ(2011年7月24日撮影)


画像は今日のブンタ。犬は人間のような表情筋が発達していないから、今どんな心境なのかは、その表情を見ても分からない。
しかし、その目には以前のような怯えは感じられない。「目は口ほどにものを言い」という言葉があるが、犬でも目を見れば、その気持ちがだいたいは分かる。
人間に対する不信感でいっぱいだったその目に、少しは気を許せるかもしれないという光が見えてきた今日この頃である。