小春の旅立ち

  • 小春と春太郎(2012年2月26日撮影)

今日は、小春を里親さんのお宅に届ける日。一週間の里親トライアルを経て、問題なければ、そのまま、里子として譲渡することになる。春太郎とは、今日でお別れになる可能性が大だ。
一緒にいるところを写真に取れる最後のチャンスになるだろうということで、朝から二匹の写真を撮った。
体重は保護した当初のちょうど二倍ほどの3.2kgになっている。足元はまだおぼつかないところがあるが、乳歯も生えそろい、いろんなものを齧りまくる。
小春を預ける里親さんは、自宅で犬の出産させたことがあり、離乳期の子犬の世話も経験済みということなので、まだ離乳期にある小春ではあるが、多分大丈夫だろう。

  • 小春(2012年2月26日撮影)

いつものことながら、世話を続けてきた子犬を里親さん宅に連れて行くときは、どうしようもない寂しさが付きまとう。
とりわけ、授乳期から育てた子犬の場合、子犬も大変懐いているので、別れの寂しさはひとしおだ。
季節は冬も終わり、春の兆しがあるこの時期、旅立ちにはいい季節かもしれない。
家では、この子犬を小春と名づけたが、里親さんの家族は、この子犬に「椿」という名前を準備している。
何れも、春を感じさせる名前だ。家族の一員として、可愛がってもらえることを祈っている。