里子の近況

  • 里子のクー(2012年2月25日着信)

去年、12月に里子に出した子犬たちの近況を知るため、それぞれの里親家族にメールを送った。そのうちの一家族からは返信がなかったので、電話連絡して、行ってみることにした。
返信メールには、画像が添付されていて、里子たちの成長した姿が写っていた。
最初の画像は、うちでは、花シロと名づけた子犬の現在の姿。大食漢でものすごく太っていたのが、えらくスリムになっている。
兄弟たちと競争で食べていた時と違って、食欲に応じた食べ方に変わったのだろう。運動も十分足りているようで、肥満犬になるのではという心配は杞憂だったようだ。
送られてきた画像のうちの一枚には、仰向けになって寝ている姿があった。犬が仰向けになるというのは、完全に信頼、服従したことを意味する。花シロ(現在はクー)がどれだけ里親家族に可愛がられているかがわかる。

  • 里子のエナ(2012年2月26日着信)

二枚目は、花クロ。現在はエナという名前になっている。花シロと毛色や体形がよく似た子で、やや成長した現在も、お互いに似ている。
この子も、肥満を心配したが、こちらも、引き締まった体形に変わってきて、問題はなさそうだ。屈託なく眠る姿は、そこが何の不安もなく安心できる場所だということだ。
画像からの判断だが、クーもエナもどちらも室内での撮影と思われる。どちらも、家族が暮らす部屋の中に入れてくれとの要求が強く、その結果が、画像の状態となったのではないだろうか。見かけだけでなく、性格も似ているのだろう。

  • 里子の鈴(2012年2月26日撮影)

三枚目の画像は、実際に里親家族を訪れて、撮ってきた写真。鈴と名づけられたこの子は、ずいぶん小顔だ。家では、小夏とよく似た子だったので、小秋と名づけたが、成長した今も、やはり似ている。
メスだけれど、どちらかというとオス顔。可愛いというより、りりしい顔立ち。
骨格から見て、成犬時の体重は15kgどまりだろうか。画像ではよくわからないが、毛づやがとてもよく、動くたびに黒光りする体毛が印象的だった。
よくしつけられていて、「待て、お座り」などの一連の動作がとても機敏だ。
里子に出した子犬に共通して、歯や爪がとても鋭く、そこへ持ってきて、甘噛みをするので、里親家族の生傷が絶えないそうだ。
乳歯の時の甘噛みは、永久歯への準備でもあるので、これを完全にやめさせるのは難しい。噛んで遊ぶおもちゃやチューインガムなどを与えて、適度にその欲求を発散させる必要がある。