里子訪問(エナ)

一昨日、4月30日には、ちょっと遠出をして里子のエナの様子を見に里親さん宅を訪れた。家からの距離はあるが、高速を使うと、割合短時間で行ける場所にある。
くつろいでいるときは、素直でおとなしい犬が、一旦興奮スイッチが入ると手がつけられないというエナ。
一体どんな、豹変ぶりなのか一度、見てみたいと思っていた。
エナは、リビングの一部を、金網のフェンスで仕切って作ったスペースにいた。
なるべく家族の近くにいたがるという、エナの要求を里親家族が認めた結果だろう。
リビングに入ってきた私を見て、エナは吠え始めた。くうに会いに行った時も吠えられたが、エナも私のことは忘れてしまったようで、吠えるのにも構わず、私が近づくと、庭に逃げ出してしまった。

  • 庭に出たエナ(くうによく似ている)

それを追って、私も庭に出たら、エナは私から距離をとってずっと吠え続けた。
そのうち、私の話す声か何かを思い出したらしく、ちょっと静かになって、そうっとこちらに近づいてきたので、くうの時と同じように、足の臭いを嗅がせてみた。
しきりに匂いを嗅いで、やはり何か思い出すものがあったのか、あまり吠えなくなった。
家族みんなが庭に出ていたので、エナはとても楽しそうだった。肝心の興奮モードは私がいたせいか、ちょっと抑え気味。

  • エナと里親家族のOさん、娘のMちゃんのスリーショット

それでも、庭の前に広がる神社の森に放してもらった時、テンションは最高潮で、喜んで走り回る様子はなかなかの迫力。
家族に遊んで欲しいときに、足元に絡みついて、かかとを噛む癖が困ったところだと、里親家族は言う。
この癖は、面倒でも、その度にしつけてあるコマンドを強く繰り返し、あんまりしつこい時は、両方の耳をグッと強く握って、「ダメ」を強く言ってやめさせるようにする。
してはいけないことを小さい時に躾けるのも、大事なことで、しつけないで、放置すると、今後何か、問題行動が出た時に矯正するのが大変難しくなる。
そういう躾をしていても、犬が遊び盛りの小さい時は、なかなか気持ちの抑えが効かなくて、つい悪い癖も出るだろうが、飼い主の根気が試されるところでもある。