禁断のサボテンの梅雨越し

  • 育成灯のすぐ下においた栄冠

日本の梅雨が大の苦手という難物サボテン。その梅雨をうまく乗り越えるための対策をどうするか。
画像は室内温室に入れたエキノマスツス属栄冠。サボテンショップから送られてきた鉢から、植え替えて、3個ずつ、二つの鉢に分けて植えた。
対策その1は、梅雨の時期の日照不足を少しでも解消するため、育成灯を備えた室内温室で、梅雨の時期を過ごさせるというもの。
この室内温室は、これまで、冬の寒い時期をノトカクタス、ギムノカリキウムのために使っていたが、連休以後は使っていなかった。
今年はここに、難物サボテン、鈎刺マミラリアなどを入れて、少しでも日照不足を解消しようと思う。
植物育成のための蛍光管は値段がかなりする。蛍光灯本体は通常のもので構わないので、それほど高いものではない。
2灯式の蛍光灯だと、育成用蛍光管2本の値段が本体の値段を上回ってしまう。
それでも、この高い育成用蛍光管を使う意味は十分ある。
植物育成用蛍光管はもともと洋ラン栽培に使われるものだが、サボテン栽培に使って悪いわけはない。もっとも、育成灯をサボテン栽培に使っているというのは、数あるサボテンブログ、HPのどこにも書いていなかった。

  • 室内温室の手前に置いた除湿機

対策その2は、この室内温室の手前に置いた除湿機。高すぎる湿度が難物サボテンにはよくないらしいので、温室の手前に除湿機を置いた。
エアコンの除湿機能とは、除湿の原理がまったく違う除湿専用機。除湿能力がエアコンなどとは比較にならない。
除湿した空気は、室温よりやや暖かく、これもサボテンには好都合だろう。
この除湿機は、もともとエアコンを使うより、扇風機と除湿機のコンビネーションで少しでも節電をということで使っていたものを、サボテンのために使おうというわけだ。
超VIP扱いの難物サボテン様だ。