- 里子のシュン(2013年6月29日撮影)
29日の土曜日、かねてからの予定で、3軒の里親さん宅を訪れた。前日までの梅雨空とうって変わった青空が拡がった、晴れの朝だった。
まずは、自宅から一番遠い、Y市の里親さん宅を訪れた。ここには、去年の2月に保護した春太郎(現在はシュン)を里子に出した。
里親のTさん一家が総出で出迎えてくれた。シュンは立派な成犬に生長していた。せっかく手をかけて育てても、里子のほとんどは、私のことを忘れていて、吠えられることが多いのだが、シュンは私向かって吠えることもなく、愛想を振りまいていた。
今回の訪問では、3軒目のKさん宅の里子の鈴と小夏を会わせるべく、一緒に連れてきていたので、シュンと、小夏も対面させてみることにした。
シュンと小夏は生まれた時期に違いはあるが、同じ母犬から生まれた姉と弟の関係だ。
そんな血縁関係など、当の犬たちは知る由もなかろうが、対面させてみると、興味津々で、小夏の匂いを嗅ぎまくるシュンを、小夏がちょっとうるさく感じたのか、一度、鋭くキャンというような声を出したので、対面時間はそこまでにした。
画像を見ると、シュンはとても舌が長い。小夏も相当に舌が長く、その辺りが血縁を感じさせるところだ。
シュンは散歩が苦手ということもなく、特に大きな問題はないということだったが、興奮すると、噛んで来ると言う事で、これは、保護した犬の多くに共通する問題行動だ。
矯正は簡単ではないが、できないことはない。
ケーブルテレビ、アニマルプラネットの「ヴィクトリアが行く」という、犬のしつけ番組で、「テイクイット」「ドロップイット」「リーブイット」の3つのコマンドをうまくしつけると、甘噛みなどに対処できるというのをやっていた。
最後のしつけの「リープイット」というのは、興味深いしつけで、様々な場面への応用が考えられる。
あまり、他では見たことのないしつけ法で、参考になると思った。